ルキンフォー

心理学・育児・発達障害のことなど学びつつ、ラクになれる生き方を模索中

婚活話

5年前に結婚したのだが、その前の数年間、婚活をしていた。今日はその話。

 

実家を出たい、という理由で始めた、行き当たりばったりの婚活だったが、ある本に書いてあったことを一つだけ意識していた。

女性は、こんな人ないわーと思っても、ある出来事をきっかけに好感度が上がって、結婚の対象になることがある。しかし、男性は、第一印象で「ない」と思った相手は、何があろうと絶対にない、というもの。脳の作りの問題だそう。

なので、好みだからと女性の方から誘った場合、男性は「ない」女性と付き合う可能性がある。その場合、男性は「この人が誘ったから、自分は付き合っているだけ」と感じ、真剣にデートの計画を立てたり、結婚を考えたりしない。そのため、女性側が常に頑張らなくてはならない。そして、それは一生続く。もし、女性側から誘ってうまくいったケースがあるとしたら、それは男性も「あり」だと感じていた場合だけなので、あまり女性からは積極的にいかない方がいい、だそうだ。

 

ちなみに、この本は、この原則にのっとって、デートやその後の対応なども書いてあった。

真偽はわからないが、何かしら指針が欲しかったし、どちらかというと相手に主導権を握ってもらう形なので、難しい駆け引きなどできない私はかなり参考にした。少なくとも、夫は今もちゃんと私のことを大事にしてくれている。

 

もう一つ、面白い話。

当時、まだまだ引き寄せについてはほとんど知らなかったが、かなりつらい時期だったので、別な本に書いてあったことを、藁にもすがる思いでやってみたことがあった。

まあ、引き寄せ的にはそこまで珍しいことでもない。結婚相手について、こうだったらいいと思うことを100個書いてみる、ということ。

そんな人いる訳ない、と思っても、一切妥協は入れず正直に書く。外見などは「私が好感を持てる顔」などと書くといいそうだ(こだわる人は、超イケメン!とか、〇〇似の人、とかでもいいらしいが)

 

本当に書いて、その通りの人と結婚することになったのだが、実は2つだけ妥協してしまった。誰にも見せないお遊びのつもりでやったはずなのに、人間というのはまじめなものだ、と思う。

1つは、新潟に住むこと。私は、若いころ新潟に住んでおり、土地勘もあり、大好きな場所だった。しかし、そんなに限定したら、相手が見つからないかも、と思ったので、特には書かなかった。

2つ目は、両親のこと。自分だって、親のことでこれだけ悩んでいるのに、同居したくない、とか、遠くにいて関わりたくない、とか、いっそ、ものすごく気が合う、全くストレスにならない人、など、そんなこと言う資格がないかな、と思って、こちらも書かなかった。

しかし、驚くことに、私は、この2つにとんでもなく悩まされることになった。

ものすごい田舎に嫁ぐことになり、新潟にはもう1年近く行っていない。

そして、同居の義両親は今も悩みの種だ。

あんなに妥協するなと書いてあったのに、何故妥協してしまったのか、と、たまに自分を責めたくなるし、引き寄せって本当にあるのかも、と思う一件である。