ルキンフォー

心理学・育児・発達障害のことなど学びつつ、ラクになれる生き方を模索中

何でも「ある」!

引き寄せの法則は、「ある」と思えば「ある」が、「ない」と思えば「ない」が引き寄せられてくる、という。

ある日、ウィンドショッピングをしながら、「ああ、あれも買えない。これも買えない」と焦燥感に似た感情を持っている自分に気づいた。デパートでもなく、リーズナブルなショッピングモール。服なんて数千円のものばかりだ。確かに、専業主婦の私には、値札も見ずに欲しいだけ買う、とかは無理だけど、あれもこれも買えない、というほどでもない。

なるほど、これがお金の思い込みか、と気づいた。「私にはお金がないから、何も買えない」という訳だ。

以後、気づく度に、「あれも買える。これも買える。幸せだなぁ(まあ、欲しいものは厳選するから、実際には買わないんだけど)」と修正するようにしている。たったそれだけで、じわりと胸が温かくなるような気がするから不思議だ。

 

そうして考えてみると、惰性で考えると、「ない」と思っていることがどれだけ多いことか。

子供が小さいから、「私は何もできない」まあ、でも、保育園に行ってる間なら出かけられるし、あらかじめ相談すれば、日帰り旅行くらいなら可能だろう。本当は、どこへだって行けるのだ。

 

それから、時間。私にはどうも、時間をとにかく無駄にしたくない、少しでも多くのことをやりたいという思いがあるらしい。それが、子供のいない日中を過ごしていると、じわじわと顔を出す。「ほら、また無駄にしてる。早くやらなきゃ。ああ、また何もできなかった」

ちなみに、「何もできなかった」って言ってる人は、たいてい、結構きちんと何かをやっている。「休んじゃった」はあるかも知れないが、それだってちゃんと認めてやれば「休んだ」のだ。

 じわじわ焦りが出てきたときは、とにかく小さなことでもやって、「やった」と思うようにしている。

そして、それ以前に、「時間はある」と思うように心がけている。「いっぱいあるよ。だから、たくさんのことができるよ。焦る必要なんか、ないよ」という訳だ。

それに気づくまで、スローライフの人に劣等感を抱くことがよくあった。「時間がない」と思っている限り、のんびり梅酒だの、味噌だの、作っている場合ではない。また、メールやラインを返すのも苦だった。友達とやりとりして楽しいはずなのに、「時間がない。無駄になる」と感じてしまう。結局いつも、だらだらと返信を遅らせた。

 

私は凝り性なのだが、これも、そういうものだと思っているから、マッサージに行ってもしばらくすると凝り始めるのではないだろうか。「身体がラク。すっごく快調!」と思ってたら、徐々にラクになっていくかも知れない。

 

それから、友人関係。実家から遠いため、もともと今住んでいるあたりに、友達はいない。引っ込み思案なため、子育て支援室にそこそこ頑張って通ったが、全く仲のいい人はできなかった。

ママ友付き合いなどはなく、気楽に暮らしているのだが、送り迎えのときに、他のママさんと言葉を交わすことがある。挨拶はきちんとするが、会話が続かない。もともと雑談が苦手なので、うまく出てこないのだ。

そうした失敗体験はどんどん「できない」を強固にし、会話ができないことが怖くて、目も合わせられない、といったことが起こる。

そんな状態だから、他のママさんたちが仲良く話していようものなら、「私はできない。ダメだ」と思い、こんな自分はバカにされているんじゃないか、と言ったようなことさえ思う。

「(家族だけど)話せる人はいる。(遠いけど)友達もいる。大丈夫。できる」と「ある」に意識を向けていきたい。